死亡事故もあるレジオネラ菌の脅威
(写真をクリックすると説明が見れます)
「レジオネラ菌」が発生すると
肺炎を起こし死亡事故に繋がる例があります
因みに意外と知られていませんが
毎年、死亡事故があり
更に今年の最新情報でも
日本全国で約300件近くの症例が
報告されています
レジオネラ症
都道府県別報告届け出状況
http://www.kenkou.pref.mie.jp/J_Products/kuni8.pdf
何故?
お風呂に「レジオネラ菌」が関係があるかと言うと
もう少し詳細に説明させていただくと
先ず感染経路としては
経気道感染
循環式浴槽水、空調の冷却塔水などから
発生するエアロゾルを肺へ吸入することで感染する
と記述されている
「循環式浴槽水」とは
大型の浴場に循環式ボイラー型給湯器はもちろん
ご家庭のお風呂用の給湯機器も対象になります
病型および潜伏期間
レジオネラ肺炎2~10日(平均4~5日)ポンティアック熱1~2日
現在、流行している新型コロナウィルス同様
感染しても潜伏期間があり
直ぐには症状が出ないのが特徴だと思われます
感染後の主な症状としては
レジオネラ肺炎は
全身性倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛等に始まり
乾性咳嗽、高熱、悪寒、胸痛がみられるようになる。
傾眠、昏睡、幻覚、四肢の振せんなどの
中枢神経系の症状が
早期に出現するのも本症の特徴とされる。
ポンティアック熱は
突然の発熱、悪寒、筋肉痛で始まるが、一過性で治癒する
レジオネラ属菌には多くの種類があり、
なかでもレジオネラ・ニューモフィラによる
肺炎が最も多くみられます。
健常者も罹患しますが、
乳幼児、高齢者など抵抗力の弱い人、
喫煙者、大酒家に罹患しやすく、
病気の進行が早いため、急激に重症になり、
死亡することもあります。
と記述されていて
小さなお子様はもちろん
健常者まで感染する恐れがある
大変に怖い細菌となっているので
注意が必要だと思われます
レジオネラ属菌は河川や湿った土壌など
自然環境中に生息する細菌ですが、
循環式浴槽水、冷却塔水、給湯器の水などで
よく増殖します。
特に、入浴施設の浴槽や配管の内壁などには
「ぬめり(生物膜)」ができやすく、
その内部で増殖した細菌は通常使用する
塩素剤等の殺菌剤で除去することができず
細菌の温床となってしまいます。
また、このような人工温水中にはアメーバなどの
原生動物が多数生息していますが、
レジオネラ属菌にはアメーバの細胞の中で
大量に増殖する性質があり、
集団感染が多発する一原因となっています。
と記述されていますので
定期的な配管内部の洗浄は必要不可欠だと
思われます